スパイスの知識:ターメリック【スパイス記念日1】

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【ターメリック】

数多くいるカレー料理人たちに「スパイスを一つだけ選ぶなら何をとるか」と尋ねた書籍があるのですが、

「ターメリック」が一番人気でした。二つ選ぶなら「ターメリックとチリペッパー」になるのです。多くのスパイス料理初心者が「ターメリックは黄色い色をつけるだけ」だと誤解されているのですが、これだけ多用されるスパイスの役割がそんなに価値の低いはずはありません。ターメリックは単体で匂いを嗅ぐと土臭いような香りなのですが、調理されると様々な場面で底力を発揮する縁の下の力持ちのような存在です。多くの料理人たちがその実力を認めているわけですね。

 

ターメリックはスパイス名ですが、要はウコンのことです。

≪ウコンの機能・効能≫

ウコンの機能成分はクルクミンがその主成分だといわれています。

(機能・効能)

抗菌作用、鎮痛作用、胆汁分泌促進作用、血圧降下作用、子宮収縮作用、コレステロール分解作用、抗腫瘍作用、胃腸管系作用など多くの効果が報告されていますが、特に有名なのは二日酔い予防・二日酔い解消でしょうか。

(ターメリックの料理)

ターメリックは極めて広範にスパイス料理、カレー料理に使われます。一般の人が知っているカレー料理ではほとんど全てで使用されているといっても過言ではないくらいです。主役級の脇役とでもいいましょうか。

今日は、ターメリックが主役となるターメリックライスを紹介しましょう。簡単なレシピなら、お米にターメリックを混ぜて炊くだけ。とても簡単です。

<レシピ>

(材料)

米2合

ターメリックパウダー 小さじ1/2

塩 小さじ1/4

サラダ油 小さじ1

※好みで、シナモン(カシア)5cm追加がおすすめです。他にスターアニス(八角)、ベイリーフなどを加えるのもいいものです。

(作り方)

1.米を洗い、他の材料も加えて、通常米を炊く量の水を加える(通常米1合に対して水200ml)。これをよく混ぜてから、30分浸たす。

2.今一度よく混ぜてから、炊飯器のスイッチを入れてご飯を炊く。

 

さて、ターメリックライスを利用した料理を見てみましょう。

 

左は茄子のキーマカレーと一緒に盛りつけたターメリックライス。

右はキャンプめしで、きのこのキーマカレーと一緒にもりつけたターメリックライス。左上に見えるスパイススープの「ラッサム」にもターメリックは使われています。

この写真は料理教室で撮影したものです。ターメリックライスにするとプレート全体が華やかになりますね。

 

ターメリックについて、少しイメージが湧きましたか。ぜひ、ご利用ください。

今日も楽しいスパイス記念日を体験してください。

めでたしめでたし

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