[御茶ノ水]金沢ミルカツカレー:スパイス記念日70

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金沢ミルカツカレー【ミルフィーユカツ】

2022.9.1、2022 CURRY169店330食目、2017年以来カレー3277食
《神田カレー街食べ歩きスタンプラリー42スタンプ32店目》

■チーズミルカツカレー小 780円 ▷神田カレーマイスター特典 ゆで卵

 

■こんな人にむいています

①カツカレーが好きな人

②金沢カレーが好きな人、体験してみたい人

③ミルフィーユカツが好きな人

④1食1000円以内にしたい人

 

金沢カレーとは

今回訪れた金沢ミルカツカレーは「金沢カレー」というご当地カレージャンルの一つに属するカレー屋さんです。北海道の札幌スープカレーと並んで、全国区で普及しているご当地カレーなのです。

Wikipediaの言葉を借りれば次の通りです。

Wikipediaの説明

「金沢カレーとは、金沢市を中心とする石川県のカレーライス店で供される独自の特徴を持ったカレーライスを言う。」

 

金沢カレーと呼んでいいとされる定義というか、お約束、特徴は次の5項目です。

黒に近い深い色のカレーでドロっとしたテクスチャーである

ステンレス製の舟形皿に盛りつけられる

フォーク(もしくは先割れスプーン)で食べる

カレーの上にカツがのせられ、ソースが掛かる

千切りキャベツが添えられている

なお、すべての店舗が上記の特徴を満たしているわけではない。

基本的にカツカレーなわけですけど、金沢カレーの店で食べるカツなしのカレーや、オムカレーなどが金沢カレーではないというわけではありません。でも、金沢カレーという全く同じカレーが用意されて、それが円形の平皿に乗っていたり、スプーンで食べるということであれば、これは金沢カレーの特徴を有していないことになりますね。逆に上記の定義を満たしたら、あなたが金沢以外の地域で作っても金沢カレーなのかもしれません。

 

 

《神田地域の金沢カレーリスト》

神田地域には他にも金沢カレーのお店があります。
○ゴーゴーカレー   (神田)
○金沢ミルカツカレー (御茶ノ水)
○アパ社長カレー   (飯田橋)
○カレーの市民アルバ (秋葉原)
こうしてみると、駅別の所在地がばらばらで、皆さん上手に競合を避けているようにも見えるのが興味深いです。「金沢カレー」とご当地ローカルの名前を冠しているにも関わらず全国区で普及したのですから、金沢パワー恐るべしですねw

 

金沢ミルカツカレー

さて、今日訪れた店なわけですから、金沢ミルカツカレーというお店に注目してみましょう。

■チェーン店かな?

ためしにGoogleマップで「金沢ミルカツカレー」と検索してみたら、日本中に「金沢ミルカツカレーおちゃのみず」の1件しかヒットしませんでした。下記の地図の通りです。チェーン店ではないのかな?

店名からは、金沢発のチェーン店とかフランチャイズかと思ったのですが、どうやら石川県にはないようです。

そこで食べログを検索してみて、さらに幾つかのネット検索をしてみたら経緯が見えてきました。実際には石川県野々市市(金沢カレー発祥の地)で始まったお店のようです。

食べログでは3店舗がヒットして、「金沢ミルカツカレー」というお店が金沢カレー発祥の地である野々市市で2020年9月18日にオープンしましたが、2021年9月12日に閉店していました。伝統的な金沢カレー発祥の町では新進気鋭のお店は続かなかったようですね。また、神奈川県鎌倉市にある大船B級グルメタウンにあった「金沢ミルカツカレー大船B級グルメタウン」閉店して、現在は御茶ノ水にある「金沢ミルカツカレーおちゃのみず」の1店舗のみが残っています。飲食店経営はやはりなかなか厳しいものですね。御茶ノ水のお店が長く続くことを祈っております。

 

■運営は?

そうなると、どんな運営母体なのかが気になりました。

「金沢ミルカツカレーおちゃのみず」のホームページから運営会社へのリンクをたどると、株式会社トイダックという会社が運営されています。

この会社は神奈川県大和市にあります。それで経営されているお店を見てみると、基本的にはラーメン屋さんで、「横浜家系ラーメン魂心家」「とんこつ味噌ラーメン魂心や」を各地にたくさん展開されています。飲食チェーンとしてはラーメン屋さんが母体なんですね。でも、運営会社のトイダックって、そもそもはゲーム販売店のようです。本業はゲーム販売から展開されて飲食チェーンになった会社のようです。そうすると、金沢ミルカツカレーおちゃのみずは、この会社にとってもまだ新しいのかもしれませんね。カレーファンとしてはぜひともカレーで発展してほしいものです。

 

訪店:金沢ミルカツカレーおちゃのみず

■お店に来ましたよ

ここで新たな事実に気がつきました。金沢ミルカツカレーの入口がまるでいじめられているかのように、ものすごく狭い間口なのですが、同じ建物の1階にあるラーメン屋さんが幅をきかせています。「なんだカレー屋をいじめて、ラーメン屋だからってえらそうに!」みたいな気分で(失礼、カレーファンなのでご容赦を)みていたのですが、よく見ると1階のお店こそ「横浜家系ラーメン魂心家」ではないですか。つまり、このラーメン屋さんも、金沢ミルカツカレーも同じ会社が運営する系列店だったのですね。私の頭の中にあった燻りが一気に氷解して、ここちよく店内へと向かっていけるのでした。

 

■さぁ、入店します

さあ、入店します。

注意!ここで気をつけてください!

 

金沢ミルカツカレーおちゃのみずの入口の扉をあけると、

 

狭い階段がとても急です。勢いよく入った瞬間に足がすくみました。地面が消えたかのような錯覚です。おーっと、気をつけよう!そんな感じです。皆さん、足元に気をつけて階段を降りましょう。

 

■では実食の時間です

金沢ミルカツカレーという店名のまま、ミルフィーユカツののったカツカレーを提供するお店です。ミルフィーユカツが楽しみです。

同じミルフィーユカツでも、チーズカツを選択しました。チーズカツカレー小780円で、神田カレーマイスター特典でゆで卵のトッピングをつけて頂きました。マイスターの皆さん忘れずにマイスター特典つけてもらいましょうね。

カウンターのお店です。仕切りには「毎月11日はミルカツカレーの日、ミルカツカレー1杯550円」と宣伝されています。なんと11日に来ればよかったのかあ!これを見た人、ぜひ11日でお得なミルカツカレーを楽しみましょうね。

 

席を見ると、

ソースとマヨネーズがあります。缶に入っているのは福神漬けです。

B級グルメ系のお店でマヨネーズを見ると心が躍りませんか。「やっちゃえー!」と気合十分にがつがつ食べるように促されている気分になります。でも私は中高年のおじさんなので、控えめにいきますけど。

 

でてきましたよ、チーズカツのミルカツカレー

お約束1:濃厚なカレールー お約束2:舟型のステンレスカレー皿に乗ってきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お約束3:カレールーの上にのったカツにソースがかかっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お約束4:千切りキャベツが添えられています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後にもうひとつ、金沢カレーの大事なお約束

お約束5:フォークまたは先割れスプーンで食べる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すばらしい!見事に金沢カレーの5つのお約束を満たしていました。

たしかにこれは「金沢カレーです」

 

食べましたよ

チーズミルカツですよ。薄い豚肉が層をなすミルカツの肉の層の間から、肉汁とチーズが溶けて混ざり合って染み出てくるのです。カレーも金沢カレーらしい濃厚さでカツと相性がよかったです。

 

楽しみましたあ!

 

今日も楽しいスパイス記念日となりました。

めでたしめでたし

 

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