スパイス記念日35[小樽市銭函] STAR【ネパ-ルでス-プカレ-、ス-プカレ-にナンという文化圏】

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スパイス記念日34[小樽市銭函] STAR(小樽市銭箱)【ネパルでスプカレ、スプカレにナンという文化圏】

2022.6.24訪店 2017年以来カレー3184

マトンスープ ¥1,280

▶︎ラッシー 

 

銭箱のネパール料理店STAR

小樽に着いて、親兄弟をホテルにチェックインさせたら、即座に車に乗って折り返しました。銭箱にあるネパール料理屋さん“STAR”を訪れるためです

イメージ写真(北海道積丹の波打ち際)

幼い頃から銭箱というのはひとしおの思いある土地です。強運の猛者たちが金を唸らせてひしめいたであろうと想像する地名です。冬の鈍行列車に乗って、黒い海の波が激しく押し寄せる様を眺めてきた風景を数百回も見て、目に、脳裏に焼き付いて離れない50年を過ごしてきました。

 

そんなところに、なぜか食べログカレー百名店EASTに収載されているネパール料理店があるというのです。

リンク:クリックすると食べログが開きます

Googleマップも参考にしてください。

 

ナンカレーの町印度であったはずが、北海道の土地柄ゆえにいつしかスープカレーとナンを食べるようなローカル独特の食文化を形成してきたがゆえの名店です。次回いつ来れるかもわからないので、母は喫茶店での同窓会に送り届け、兄弟は好きにさせて町を後にし、1人車を走らせてこの店にたどり着きました。

 

看板には

「ネパールカレー&レストラン STAR

と表記されています。

ネパール料理店の看板の表現としては珍しく思えます。インド・ネパール料理店を数多く見すぎてしまったのでそれを標準と見える自分が寂しいものです。ネパール人の営むネパール料理屋さんの店がネパールカレー&レストランというのですから、日本または北海道にネパールカレーという新たな価値提供をするとともに、&レストランという表現で「いろんなものが食べられます」というメッセージだと読み取れました。

 

店内

店内は、窓際は大きな窓の小上がりのグループ席。反対側はカウンター席です。ネパールっぽい装飾が施されています。

カウンターにはネパールビールやインドビールもありますね。

メニュー

ネパールカレー

普通にネパール系カレーが並びます。チキンカレー、ダルチキンカレー、マトンカレー、ナスナスキーマカレーなどというように。

 

ナン

見開き2ページがナンで攻めている辺りは、やはりネパール料理という以上に、”インド=ナン”と意識固定化された日本人/インド人/ネパール人の三つ巴の悲哀でもありますが、ナン大好き日本人のために融合した存在であることが認められます。もう、ほんとナン攻めのメニューページで、プレーンナン、ガーリックナン、メープルナン、ハニーナンといった調子で。ナンが北海道民の世界を凌駕するが如くですが、みんなきっと好きなんですよね。

 

ネパール料理メニュー

ネパール料理メニューももちろんあります。

アルジラ、モモ、チキンティカ。ちょっと面白いのはティカメニューの応用形です。エビティカ、ホタテティカって、水産物の豊富な小樽っぽさかなと勝手に解釈したりしています。

 

串焼きメニューなど

普通の居酒屋みたいな串焼きメニューなんかもあります。

鳥焼き、豚焼き、手羽先、ホルモン、フランクこれらもタンドール窯で焼かれるのでしょうか。そうであれば大変興味深いし、再びくる機会があれば試してみたいものです。カレーになんか興味がないけど、酒が飲みたいんだなんていう地元のお父さんもこれますね。

 

スープカレー

それで、今回の私は前述したようにスープカレーに最も興味があります。北海道小樽市、小樽と札幌の中間に位置する郊外の街ですから、スープカレー、あるいはカレーと言えば当然札幌スープカレーが一つの常識として君臨する地域です。そんな地域でネパールカレーを標榜するお店で食べられるスープカレーがどんなものなのであるかがとても気になったのです。メニューにはチキンスープカレー、ベジタブルスープカレー、骨付きポーク、マトンスープなど。というわけで、マトンスープを注文しました。一番ネパールらしさを発揮しそうなのがマトンだからです。

 

ゆっくり待つ時間もいいです。

(スープカレー+ナンの注文に遭遇!)

後ろで家族みんなでスープカレーを注文するファミリーがいて、

そのファミリーは

スープカレーにナンを注文しています。

きたー---!

☆-----(≧▽≦)ー---☆彡

ライスをナンに変更することも、ナンを追加することもできるのです。

私はご飯で普通に注文してしまいましたが、ネパール料理屋さんでスープカレーとナンを注文する光景に巡り合わせたのはラッキーでした。想像した通り、この街にはそうした文化があるのを認めて、大変興味深かったのです。

梅雨時の東京を逃れてきて、全ての時間がゆっくりと流れる北海道です。ネパール料理屋の雰囲気がそれに寄り添うかのようです。

でてきました。マトンスープ!

黒々として、とても色の濃いスープカレーです。香りにネパリ感が漂います。

食べてみれば、とてもおいしいです。

本当にネパール料理のカレーと、北海道のスープカレー文化の融合を感じ取れます。マトンの旨みがよく出ていて、香りに深みがあります。

札幌スープカレー同様にいろんな素揚げ素焼き野菜がたくさん入っていて、このヘルシー感もいいですね。

北海道はそもそもいい地元素材が安く入手できるので、値段が普通でも味のグレードは東京の何倍も、いや何十倍も上をいきます。ゆっくり味わう楽しみがあって、ああ、きてみるものだなと思いました。

Googleマップや食べログで調べてみると、ネパール料理系スープカレー店は小樽市街でも札幌でもなく、銭箱の街に集まっているように見えます。この辺りが北海道のネパール発信地になっているのかもしれませんね。

大いに楽しみました。

今日もいいスパイス記念日となりました。

めでたしめでたし

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